2004年12月04日

第7回木造耐力壁ジャパンカップ決勝トーナメント

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予選突破の8体の耐力壁によって、2体づつのガチンコ対決。数値を競うというよりどちらが先に壊れるのかで勝敗が決するので、予選のときよりも見ていて単純に面白い。12月4日に丸一日かけてトーナメント戦が繰り広げられた。
会場は予選と同様に日本建築専門学校。s2004_1205_142

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最終的にトーナメントを制し、強度部門の覇者となったのはポラスグループの「開かずの扉」。ポラスグループは3年連続の勝者となった。木造の耐力壁で、4t以上の耐力を有するとはすごいの一言。決勝で対戦した「最強戦」が優勝候補であろうと予測していたのだが、Jパネル(予選では構造用合板24mmだったが環境負荷に配慮して変更していた)が面外に座屈して勝敗が決したことを見ても、とんでもない力が加わっていることが実感できる現象であった。

詳細は、公式ホームページにてデータと共に見ていただくとして、ちょっと気にかかったのが、Kabedasの壊れ方。製作した棟梁が対戦前に、今回の材料は高温乾燥材なので脆いのでちょっと気になる、と話していた通りの現象が対戦中に起こった。

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壊れ方が粘らずに簡単にバキッという感じで、壊れた部分もどうもカスカスというか、見た目も脆いことが伝わってくる。乾燥具合で言えば、D15を切るほどよく乾燥しているのだろうが、木の乾かし方の難しさを実感した。高温乾燥材は材表面は割れが起きにくいように乾燥させることが可能だが、材の内部に割れを生じることが指摘されている。検量の時に見た材はまさにそれで、ちょうど外見はしっかり見えても、内臓に疾患のある人のようで、いつバッタリ、といことになるやも知れないといった感じであった。
材を切り刻んで組む継ぎ手や仕口ではその内部割れのある部分で力を伝達するのであるから、こういった材は使うことはできないということだ。人工乾燥するにしても内部割れの起きにくい低温による乾燥でないとうまくない。
時間は掛かっても桟積みして乾かした材が結局は木組みの家には望ましいということを改めて実感。
posted by 太郎丸 at 23:00| 木造耐力壁ジャパンカップ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする