2011年06月19日

第7章 原子力に未来はない

この記事のタイトルは京都大学原子炉実験所助教の小出裕章先生の近著「原発のウソ」の最終章のタイトル。
福島の原発事故があってから、ネットメディア上で小出さんの発言はよく聞いていた。
長年の研究者としての原子力に対して表明していることが信頼できるからだ。

原子力を未来の明るい象徴として認識されていた(認識したかった)時代に原子力を専攻した小出さんは、その矛盾に気付き原子力の推進とは180度逆の立場を取り続けて発言され続けてきた。

原発事故直後から現場の状況を僅かな公表情報から想定した小出さんの発言は、東電あるいは保安員の発表より常に深刻で、最悪な事態となった場合の予測は、結果として正しかったということになってしまった。
ということは、直接の当事者は実際の状況に対する対応ができていなかったということにもなってしまう。事故の収束に関しての見込みも、周辺地域の被曝の判断や対応についても適切であるとは理解できない。

日本の原子力の研究は、戦後米国などからは遅れをとっており、現状でも借り物の技術しか持ち得ていないという日本の状況を今回の対応で国民に知らしめてしまった。その技術的な解説は、昨年の12月に出版の「隠される原子力 核の真実」などでも知ることができる。
 
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posted by 太郎丸 at 15:54 | Comment(0) | 3.11以降のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月06日

eシフトという運動体

今朝の新聞に青森県知事選挙の結果がでていた。原発推進派の現役候補が当選と出ていた。脱原発は実質的な争点になっていなかったようだが、現役の強さなのか。
 2011-0604s.jpg3.11の福島第一原発事故を契機に、脱原発と自然エネルギーを中心とした持続可能なエネルギー政策を実現させることを目標に掲げた団体・個人が参加するeシフトという運動体ができた。
そのシンポジウムが6.04(土)代々木で行われた。
5つのセッションで企画され、8時間にも及ぶ長丁場であった。
残念だったが途中で退席してしまう。これからのエネルギー政策の方向転換のきっかけを作っていける運動体になることが期待されるだろう。
退席後のセッションはUstreamで見ることができた。便利な時代だ。 
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posted by 太郎丸 at 11:40 | Comment(0) | 3.11以降のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月02日

20mSv問題 後出し基準が優先されて安全が担保できるは無理

1年間に1mSv以下であれば放射線に被曝しても可としてきた基準が20mSvにまで引き上げられた。
これで国民の健康、安全を担保できるのだろうか。
となると、今までの基準はいったい何であったのか? 
原子力安全委員会で出されたこの意見で、子どもたちにまでこの数値が適用されている。
この後出し基準に対する反対運動が起きた。文科省に詰め寄るお母さんたちの行動は親としてのごく自然な反応だ。
そもそも、基準を不利側に変更して、問題がないかのように言うのは何のためなのか。 ■続きを読む
posted by 太郎丸 at 10:42 | Comment(0) | 3.11以降のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする